2014.08.21 Thursday

データ分析を活用した選考

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    ディスカヴァー・トゥエンティワンとCRUNCHERSが共同開催した小説新人賞「第1回CRUNCH NOVELS新人賞」の受賞者が発表されたようです。

    良作はデータが教えてくれる? 「第1回CRUNCH NOVELS新人賞」の受賞作が決定(eBookUser)

    ディスカヴァー・トゥエンティワンさんに関しては説明不要な気もしますが、自己啓発本やビジネス書などを出している出版社さんです。
    そして、CRUNCHERSは社長の今村友紀さんは作家でありながら、小説の投稿サイトCRUNCH MAGAZINEを運営するCRUNCHERSの代表をされています。僕は以前から注目している人です。

    さて、この「第1回CRUNCH NOVELS新人賞」はそういった2社の共催でインターネット経由での応募、データ分析を活用した選考というところであたらしいところで僕の中では話題の賞でした。

    このデータ分析を活用した〜という部分ですが、具体的にはeBookUSERさんの記事から引用になりますが、

    同賞の予備選考には、CRUNCHERSが開発した小説評価アルゴリズムを使用。自然言語処理技術を活用し、作品内で使われている語彙の豊かさ、特徴的な用語の利用、語彙に基づいて判定される作品カテゴリー情報、作中に現れる感情表現の種類・数・出現位置、作中に現れる否定的及び肯定的な意味の語の影響度・出現位置などを抽出。それらとCRUNCHERSの作品投稿サイト「CRUNCH MAGAZINE」内での閲覧や反響との関係などを機械学習させた評価エンジンにより、優れた作品を評価するという。


    ということのようです。その仕組みを使って、いわゆる多数集まった作品の1次選考をしてしまおうというのが今回の取り組みのようです。
    この取り組み、なかなかおもしろいと思う反面、このアルゴリズムがいわゆるでは売れる作品を選ぶことができるのか?という疑問はあります。これは、別にアルゴリズムについて疑問視しているわけではなく。
    本を売るという現場については、いわゆる中身の編集だけでなく装丁や営業、販売部の人の努力で成り立ってるわけですね。そこらへんは、マンガの重版出来を読んでいただければわかると思います。

    重版出来!(1) (ビッグコミックス)

    そうした前提がありつつ、このアルゴリズムが賞においてのかなり労力が割かれる下読みを効率化したことはすごい意義があると思います。(個人的には数年前にやった、DIGアワードの下読みが大変だったのを思い出します)
    こうした中身の分析というのは、この前Appleが買収したBooklampを思い出します。

    ただ、この大変ではあり、効率化をしている人たちからみたら非効率な行為の中にいわゆるダイヤモンドが見つかるかもしれないという見え方もあると思います。今は荒削りだけど、育てればダイヤモンドかルビーになるかもしれない逸材がいるかもしれない。その可能性は否定できないんですよね。
    ちょうど、今日出版社の人とあってて話題に出たのですが、非効率は全部効率化すると思考停止になってしまい、結果よくないことになる可能性もはらんでるんですよね。
    あくまで可能性の話なんですが。そこは、どっちがいいというよりもどっちを取るかだけな気がします。

    ということで、ひとまず第1弾の作品の出版が楽しみです。

    ちなみにディスカヴァー・トゥエンティワンさんですが出版社としては結構異色で独自の書店への卸し方をしたりしています。いわゆる、先駆者的な会社さんなので、いろいろと仕掛けてくれるとおもしろくなりそうだと感じます。
    2014.08.18 Monday

    街の本屋はAmazonにとっては不要!?

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      セブンイレブンが店頭で「ゼブン-イレブンは街の本屋」というポスターを掲出していて、それに関してまわりの出版関係の人がいろいろと言っていたことがありました。
      僕も、どうななんだろうと思う部分がありましたし、「本屋はこうあるべきだ」ということ話が挙がってました。

      雑誌・書籍お取り置きサービス|セブン-イレブン〜近くて便利〜

      僕も本屋さんが好きで、僕が住んでる街は比較的本屋が多いので困ることは無いのですが、まわりに本屋が無いという地域もあったりする人には、悪くないサービスなのではと思いました。

      しかし『本屋」ってのはなんなんでしょうねって思います。
      楽しいものではありますが、自分も立場上儲かっているのか成り立っているのかっていうのは常に気になってしまいます。
      大阪に帰ったときに、大阪屋のリーディングスタイル2号店 「スタンダードブックストア あべの店」 に行ってきました。

      雑貨やおもしろい棚もあったり、そして買う前の本もカフェで読めたり。
      読む前の本を読めるというのは、この前つくばに行ったときにあったリブロにもカフェが併設していました。
      丸の内のリーディングスタイルでは、カフェで読書会も行われていました。

      ああ、これが本屋って場所なんだなぁって感じましたが、こうした店舗にするのに改装費用やらなんやらでそれなりの投資がいるので、すべての本屋は難しいと思うんですよね。
      あまり答えが出ないのですが、街に本屋は必要だと思いますが必要だって訴え続けるだけでは、前に進まない部分があると思います。なかなか、批判めいた感じにもなってきましたが、前も書いたきがするのですが本屋の人とディスカッションしてみたいなって思う今日この頃です。
      とくに、この前よんだ田口久美子さんの『書店不屈宣言』を読んでからもやもやする部分もありまして。

      書店不屈宣言: わたしたちはへこたれない (単行本)  

      そんな中、Amazonのラッセル・グランディネッティ(Russell Grandinetti)上級副社長のインタビューが物議をかもしだしています。

      米Amazonの電子書籍部門の最高責任者「出版の世界で必要なのは書き手・読み手の2者だけ」(eBookUser)

      「出版の世界で必要なのは書き手・読み手の2者だけ。その中間にいる出版社やエージェントは常にリスクを素直に受け入れなければならない」
      語られています。Digital Book WorldではAmazon’s Grandinetti: Agents, Publishers, Retailers Not ‘Really Necessary’と出版社(publishers)やエージェント(agents)と『書店(retailers)』と指されています。(書店向けにKindleのリアルアフィリエイトみたいなプログラムをやっているのに、、、)

      そんな街の本屋の今後はこの2冊の本にヒントがあるかもしれませんね。
      というぼんやりした内容ですが。本や本屋に関する本の読書会とかやってみたいなぁ、、

      本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)街の本屋の逆襲
      2014.08.16 Saturday

      ALIS定例会特別企画 クラウドファンディング報告・講演会で話してきました

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        もう、お盆前の話になってしまうのですが図書館情報学若手の方々のコミュニティALISの定例会にて『日本最大級の読書SNSの中の人から見た図書館とアンネの日記破損事件』というタイトルで基調講演をさせていただきました。

        【追加情報あり】ALIS定例会特別企画 クラウドファンディング報告・講演会

        もともとのきっかけは、「公立図書館に『アンネの日記』など376冊の本を寄贈したい!」というREADY FOR?でのプロジェクトを締め切り最終日にある方のFacebookを見たのがきっかけで、支援した所から始まります。
        もともと、その投稿を見たときにぼんやりとしか覚えてないんですが「意義のあるプロジェクトなのになんで達成しないんだ」的なことを書かれてたと思います。もうここははっきりなんて書いていたか覚えてないんですが、そういう風に僕は受け取りました。
        そんな発言を見て僕はこう感じました。

        『じゃあなんで達成してないの?いいものだから、みんな自然に賛同するなんて幻想だと思うし、このプロジェクト自体は全然まわりでも言及されていなかったし(まわりに出版関係の人が多い)最終日に見ること自体がおかしいんじゃないのか、なんかおかしい』

        そういう気持ちになりました。半分、よくわからない怒りもありました。
        ひとまず、最終日ということで支援した上で、ブログにエントリーを上げました。
        そのあとFacebookでも呼びかけて、結果まわりでも2人ほど賛同していただけました。
        いろんな方々の呼びかけなどもあり、なんとか目標金額にも達成してなんとか成立しました。

        僕は、このプロジェクト自体はとても意義があることだし、ネットの力がないと成立しにくいと思いました。
        しかし、定例会でも少しプロジェクトを立ち上げた赤山さんともお話をさせていただきまして、広報が足らなかったということも反省の1つとしてお話されていました。

        僕としては、基調講演で話をしたことをすこしざっくりですが、箇条書きに書かせていただきます。
         

        この事件は多くの本が好きな人に考えさせられる件だった

        今回のアンネの日記破損事件をきっかけに、僕がマネージャーをしていますブクログでもレビューにてこの事件のことを書かれている方もいました。
        また、実はこの事件の間にブクログでも登録数がゆるやかですが伸びていました。
        そうしたことから、やはり多くの人に考えさせるきっかけになった事件だと思います。

        このプロジェクトがあまり届いてなかった

        結果、本プロジェクトはあまりインターネットを通じて本が好きな人は届いてなかったのかもしれません。
        クラウドファンディングでは、場合によっては開始日にも目標金額があつまるケースもあります。
        今回のプロジェクトは、僕はおそらく1週間ぐらいで集まってもおかしくない内容だと思います。それぐらい、熱量が含んでるプロジェクトだったと思います。

        また、開始前に赤山さんも図書館の関係団体には協力を仰いでいたようですが、なかなか難しかったようです。
        なので、事前の営業は苦戦されていたようです。

        これについては、本音をいうとクラウドファンディングの会社側ももう少し支援やアドバイスをしたほうが良かったのではと感じています。
        インターネットでの広報をしっかりと、などアドバイスはされているようですが、多くのフォロワーを持ってない方の場合はとても苦労されると思いますので。

        この事件は『本が破損した事件』である

        僕は、この事件を『本が破損した事件』ととらえています。
        この事件は、当然その対象となったのがアンネの日記であり、この事件自体が一定の思想をもった方々の犯行と思われていた事件です。(結果違ったようですが)
        そのため、なかなかまわりの人たちが言及しにくかったのでは、と言う意見はあります。しかし、それはそれとして、1つの事実としては「本が破損」して、図書館などが厳しい財政状況で再度購入が難しいという状況だったと思います。
        その部分を分けて、私自身はその状態を救うため支援をしました。
        複雑な条件が重なってる場合は、できればシンプルに考えた方がいいと思います。



        といった類いのことを話しました。

        また、僕のあとに話されたfinalventさんの『アンネの日記破損事件、海外での受け止めかた』は聞き応えがありました。
        海外の報道機関がこの事件をどうとらえて、どういう情報ソースで報道していたかというのをかなり網羅的にまとめられていました。
        というか、勉強になりました...


        といった具合で、終わった後に懇親会がありまして、少しだけ学生さんとお話をさせていただいたのですが、僕と同じ高専出身の学生さんやブクログユーザさんが居て「使ってます」って言っていただけたのが本当にうれしかったです。

        こういう、普段あまり絡める機会がない方々でお話させていただく機会をいただいた、赤山さんALISのみなさま誠にありがとうございました。

        ちなみに当日のまとめがあります。

        ALIS定例会特別企画 クラウドファンディング報告・講演会(togetter)
        2014.08.04 Monday

        エージェント会社「コルク」マンガ家育成へファンド組成

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          色々と新しく誰もやってないことをやるというイメージで僕は見ています、安野モヨコさんや阿部和重さん小山宙哉さんなどのエージェントをしている「コルク」さんが新しいことをやるようです。

          個人マネーでマンガ家育成へファンド組成 

          日経なので全文はログインするか有料版に入ってもらわないといけないようですが、要約すると
          • ミュージックセキュリティーズとくんでファンド組成
          • 1口1万570円で、総額約130万円を集める。投資期間は2年間を予定する。
          • 第1弾は新人マンガ家の羽賀翔一さん。約3200冊以上売れれば利益が出るといい、収益は投資家に分配する。
          とのこと。

          記事では、うっすらクラウドファンディングぽく思わせる記述もありましたが、収益は分配ということでいわゆるファンドです。
          出版系ではあまり聞かないんで(コンテンツ系だと北斗の拳ファンドを思い出しますが)すが、なかなかおもしろそうな取り組みだと思います。


          とくに、コンテンツについてはうまくいくかどうかの担保がすごく判断つかない部分がありますが、コルクさんというエージェントがついてることで一定のそういった部分が解消されるかもしれませんし、記事にあるようにリクープする線が見えてるのはわかりやすいと思います。

          ちなみに、新人の漫画家で3200冊というのはなかなか絶妙なラインな気がします。。。

          また、注目したのが1口の価格。記事のタイトルにあるとおり「個人」が出せる金額だと思います。

          ブクログ企画室を立ち上げる際に、いろいろとクラウドファンディングについて調べていた時にわかったのはだいたい、平均するとパトロンは1.5万から9千円ぐらいを出しています。
          なので、その基準に合わせると一律1万円ちょいっという金額は絶妙だと思いますし、元々ミュージックセキュリティ社がやっているファンドもそういった価格帯のものが多いようです。

          コルクさんとしては、実施しているコルク新人賞を見ているかぎりいわゆる青田買いはしないスタンスだと思っています。なので、見つけた才能を開花させるための手段としてこのファンドを使うと思われるため、バンバンこのファンドをつかって世に出していこうぜ的なのは無いと思います。
          しかし、こういうスキームの前例ができることはとても良いことだと感じています。ので、ほかの出版社もこのスキームを活用していけば出版はおもしろくなるな〜と思った次第です。

          家電ベンチャーCerevoが語る 「クラウドファンディング」最前線 (週刊アスキー・ワンテーマ) (―)
          2014.08.03 Sunday

          ルーム・トゥ・リードのBeer Garden for Booksに行ってきた

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            先日、中野で行われたルーム・トゥ・リードが開催したBeer Garden for Booksに行ってきました。

            中野の開放感あふれる屋外ビアガーデン、THE FooTNikゾーンでルーム・トゥ・リードの真夏の一大イベントに参加しませんか?

            今回のイベントでは、皆様が御注文されたお飲物一杯につき100円が、お店の売り上げからルーム・トゥ・リードに寄付されます。100円は、発展途上国で子どもたちのための現地語書籍を一冊発行するのに十分なお金です。またビールだけではなく、ワインやカクテルなど他のお飲物、そして多様なフードメニューもご用意しております。

            Beer Garden for Booksのお知らせ@東京・中野

            このルーム・トゥ・リードですが、「子どもの教育が世界を変える」を信念のもといろいろな支援活動を行ってる団体です。

            1日だけのイベントですが、このイベントで注文された飲み物から100円が寄付されるということで書籍に関わる立場としてはこれはとても気になるわけで参加してきました。



            THE FooTNikのお店と屋台みたいなのと2カ所でビールはうってたんですが(写真取り忘れた)、屋台で注文しました。
            ビールはギネス、ハイネケン、ハートランドやその他海外の瓶ビールもうってました。
            料理がちょっと人がいっぱいいっぱいで回ってないみたいで、提供大変そうでした。



            チラシも貼っていました。

            最終的に結構な人が集まってて、募金額も発表されていました(遠くて聞こえなかった)

            全体的に中野のお祭りだったみたいで盆踊りもやっていたり、かなり盛況でした。
            こういうイベント、定期的にやればいいのになぁとも思いました次第です。
            2014.08.01 Friday

            阪急コミュニケーションズが出版事業をCCCに譲渡

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              昨日はいろいろとニュースがあって驚いたのですが(ヤッパの買収もそうなんですが)一番大きかったのは阪急コミュニケーションズさんがCCCに出版事業を売却というニュースです。

              阪急コミュニケーションズ、事業再編で出版事業をCCCに譲渡

              宝塚やフリーペーパー関連の事業は阪急グループの会社に移して、出版事業を新設のCCCメディアハウスという会社にするようです。
              阪急コミュニケーションズさんは、雑誌でいうと「Pen」「ニューズウィーク日本版」「フィガロ」などそこそこ著名なものや、書籍も翻訳もののビジネス書では良い書籍も出しています。たとえばこの「20歳のときに知っておきたかったこと」とかも売れた本だと思います。

              20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

              この阪急コミュニケーションズさんですが、元々はTBSブリタニカという会社だったのを(TBSが設立に関わっていて、途中はサントリーが大株主になってたみたいです)2003年に阪急電鉄が出版事業を買収してできた会社らしいです。
              阪急の出版関係ネタでいうと、これ以外にもブックファーストを2012年に大手書店取次のトーハンに売却をしています。

              と阪急視点でいうと上記のように出版事業に関しての区切りをつけたのでしょうか。

              そして、今回の譲渡先がCCCとなるわけですが。最近、CCCさん激しいなぁと感じています。
              CCCさんといえば、先日の総合電子書籍ストアbookliveさんとの大型提携があります。

              BookLiveとCCC、日本最大の総合書籍プラットフォームの創出を目指し、戦略的パートナーシップに基本合意

              この取り組みで、リアル店舗をもつCCC(TSUTAYA)とBookliveの有機的な連携により両者にメリットがかなり出てくるとは感じています。
              そして、CCCさんですがこの阪急コミュニケーションズさん以外にもコミック事業をやっている会社を持っています。

              株式会社 アース・スター エンターテイメント

              ここで、アース・スターというマンガ雑誌の展開をしています。
              店舗、電子書籍、出版と出版と抑えて、入口(書籍の作成)から出口(店舗、電子書籍での販売)までを幅広く抑えてこれは本気だなと感じたニュースでした。
              特に、eBookUserさんの記事にあったこの一節、
              事業譲渡については、CCC側から申し出があったという。

              がマジガチ感を感じます。

               
              情報楽園会社 TSUTAYAの創業とディレクTVの失敗から学んだこと
              2014.07.24 Thursday

              マガジン航での鷹野凌さんの記事『いま改めて考える、出版社のレゾンデートル』がとても良かった件

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                ボイジャーさんが運営するマガジン航で、フリーライターで日本独立作家同盟代表の鷹野凌(@ryou_takano)さんの記事『いま改めて考える、出版社のレゾンデートル』がとても良かったので紹介したいと思います。

                出版社のレゾンデートルのレゾンデートルが何だろうと思って調べたんですが 自身が信じる生きる理由、存在価値を意味するフランス語の「raison d'etre」をカタカナ表記した語 という意味でした。

                この記事では、ボイジャー社の「Romancer(ロマンサー)」の発表の記者会見でのボイジャー社の考えているこれからの出版社像と、池澤夏樹さんの作家としての電子出版についての考え、そして最終的に「出版社の役割」について語られ、そして最近は著者自身でも行われているクラウドファンディングにふれて出版社もその取り組みについてやってみては?という話で構成がされています。

                個人的には、ボイジャーさんが出版している『マニフェスト本の未来』『ツール・オブ・チェンジ 本の未来をつくる12の戦略』などを読んで、これからの出版や出版社はどうあるべきかというのを色々とぼんやりと考えているのですが、現在からこれからの
                出版・電子出版についてのヒントになるものがこの記事にはたくさん書かれていると感じました。

                特に「取次を経由しない流通や新たな資金調達手段」で書かれているクラウドファンディングについては、出版社も多く取り組んだほうがいいと考えています。
                事前予約というリスクヘッジをすることで、より多くのほしいと世の中に思われている出版物を刊行できる可能性を秘めているので。
                ひとまず、出版に関わる人はこの記事読んだほうがいいと思いましたので紹介しました。

                あと、この記事のインサイドが見られる鷹野さんのブログの記事もおもしろいです。
                この2冊は必読です
                 
                マニフェスト 本の未来ツール・オブ・チェンジ 本の未来をつくる12の戦略
                2014.07.22 Tuesday

                マルノウチリーディングスタイルに行ってきました

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                  以前から気になってた、書籍取次の大阪屋が運営するマルノウチリーディングスタイルに行ってきました。



                  マルノウチリーディングスタイルですが、公式情報から引用ですが、こんなお店です。

                  株式会社大阪屋の子会社でありますリーディングスタイル株式会社は、2013年3月21日(木)、書籍・雑貨・カフェを複合した新しい形態の書店「マルノウチリーディングスタイル」をオープンいたしました。
                  マルノウチリーディングスタイルは、東京丸の内の商業施設「KITTE」内にあり、「楽しい生活スタイル」をテーマに、本・雑貨・カフェの三つの業種によって文字通り新しい「リーディングスタイル」をご提案いたします。
                  なお、お客様とのコミュニケーションの場としてFacebook上に公式ページを開設し、店舗にとどまらないリーディングスタイルの提案へとつなげて参ります。





                  写真を見てもらってわかりますが、カフェもありましてそのカフェでお店の本も読むことができます。
                  僕が行ったときには、お客さんの何人かは本を読まれてました(お店の本かわかりませんが)し、奥の座席では10人ぐらいの男女で読書会が催されていました。

                  店に入ったときに感じた雰囲気は、大阪の心斎橋にあるスタンダードブックストアぽいなって思いました。
                  ちなみに、リーディングスタイル2号目の大阪 阿部野にある「スタンダードブックストア あべの店」はスタンダードブックストアが委託を受けて運営しているらいしので、何かしら意識はしてたんですかね。

                  本については、ベストセラーではなくテーマを持たせた棚があり、面白い選書になっています。


                  あと、企画棚では同じ誕生日の作家の作品がうっている棚があったり(ミシマ社のサイトで詳細なレポがあります)、中島らもの棚があったり(トートバッグがうってました)、koboのコーナーもあったし!!!、目移りする感じでした。

                  雑貨は特に、まあ精神衛生上よくないというか欲しい気持ちになるので、さけつつ遠目からみてたんですが、気になったのが読書記録しおりってのが最近はあるんですね。

                  読書記録しおりワタシ文庫 (ネイビー)  

                  さんざん買おうか悩みましたが、、僕にはブクログがあるので、、、とおもいそっと棚に戻しました。

                  そんな感じで、なかなかマルノウチリーディングスタイルおすすめのお店です。
                  スタンダードブックストアが結構すきなお店だったので、また行ってみたいお店です(が、丸の内という通勤圏内に無いのはつらい)

                  ちないに、このリーデイングスタイルを運営する大阪屋ですが、出版業界に足突っ込んでる人はわかるとは思うのですが、今なかなか厳しい状態の会社です。
                  ざっくりとは、出版業界の専門紙「新文化」の過去記事を見ていただいたらわかると思いますが、ざっくりと書くと「ブックファーストやアマゾンなど大口取引先の帳合変更」ということがあり、大幅な赤字によりリストラや本社売却などで経営立て直しの状況です。

                  ちょうど、このリーディングスタイルでまわりで話題になっていたので手にした「書店不屈宣言」を読んでいても本屋とはどうあるべきか(世の中においての立ち位置と、経済的な立ち位置として)ということを色々と考えていたので、その1つの答えとしてリーディングスタイルが担えばいいのではと感じています。

                   書店不屈宣言: わたしたちはへこたれない (単行本)

                  雑貨がたくさんあったりして、あんなのは本屋じゃないって人がいるのかどうか、色々と気になる今日この頃です。

                  2014.06.29 Sunday

                  今年も裏ブックフェアを開催します

                  0
                    昨年開催した、裏ブックフェアをまた今年もやります。
                    ご参加したい方は以下ページから参加表明いただければと(参加している人の友達とかしか参加できないようになっていますので、参加したいという方はのFBのページからお手数をおかけしますがメッセージいただければ参加できるようにします)
                    もう、あと少しで定員になりますが、、

                    https://www.facebook.com/events/652083458219497/

                    ●日時
                    7/4(金) 18時(開場は15分前予定)

                    ●定員
                    75人

                    ●トークテーマ
                    -ブックフェアを見てきて
                    -Book Expo Americaを見てきて
                    -セルフパブリッシング
                    -電子雑誌元年
                    ほか

                    ●登壇者予定(順不同)
                    -仲俣暁生(マガジン航編集人)
                    -鷹野凌(フリーライター・日本独立作家同盟代表・月刊群雛編集長)
                    -大原ケイ
                    -高見真也(eBookエバンジェリスト)
                    -大西隆幸(裏ブックフェア仕掛人)
                    ほか

                    ●参加費
                    事前:1800円
                    http://peatix.com/event/42228/
                    当日:2500円
                    #できれば、事前購入していただけるとスムーズに運営できるので、事前購入おねがいします。
                    2014.06.26 Thursday

                    第21回 東京国際ブックフェアの楽天・凸版印刷ブースで登壇します

                    0
                      7月2日から始まる、東京国際ブックフェアのセミナーで登壇依頼をいただきまして2件登壇させていただきます。

                      7月3日(木)15:00〜16:00 楽天koboブースにて
                      国内外のセルフパブリッシング事情や今年ローンチのKobo Writing Lifeに期待することをテーマに、「日本独立作家同盟」呼びかけ人で「月刊群雛」編集長の鷹野凌さん、 ライブドアブログとimpress QuickBooksによる「ライトなラノベコンテスト」特別賞受賞の晴海まどかさんの3人でトークセミナーを行います。

                      7月5日(土)15:00〜15:40 凸版印刷ブースにて
                      『日本最大級の読書SNSの10年とこれから〜読者・出版社の「ブクログ」活用事例〜』
                      Web本棚サービスとして2004年からスタートした『ブクログ』。読書SNSとしては日本最大級の会員数となり、多くの読者や出版社に利用されています。その事例の紹介や、スマホでの読書管理の方法、そして今後の展望についてお話します。

                      という形で、読書SNS(ブクログ)に関するテーマとセルフパブリッシング(パブー)に関するテーマと2つ同じタイミングでオファーいただきまして、登壇させていただきます。
                      がんばりまーす。

                      ■東京国際ブックフェア
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                      ブクログとパブーというサービスをやっている株式会社ブクログで取締役をしています。 主な仕事はマネージャー業務とかです。 ブクログでは広告とか外部提携、パブーではKindleやKoboのディストリビューションの立ち上げなど担当していました。
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