2014.07.29 Tuesday
僕にとっての富士山さん
最近おもしろいマンガあれば教えてくださいって聞かれれば「ちょっとクセあるけど...」っていっておすすめするマンガがあります。
それが「富士山さんは思春期」です。昨日4巻が発売されました。
身長181cmの女子中学生と小さい男子中学生のちょっと甘酸っぱい恋愛ストーリーです。
昨日、4巻が発売されましたが全然進展していません。甘酸っぱいです。
このマンガですがいわゆる巨女ブームの先頭を走るマンガだと僕は考えています。
このまえ、リテラってブログメディアでそこらへん書かれていましたね。
デカい女子に萌える男子が増殖中!?“巨女”マンガが密かなブームに!
この富士山さんを読み始めて、色々と考えると僕は小中学生の時によく考えたら、こういった女子に対してドキドキしてたなぁ、、、と思い出しました。
僕(30代半ば)の世代でいうと、たぶんピンとくると思うのが、かぼちゃワインだと思います。
よく、再放送のかぼちゃワインを見ていたんですが、同じ世代だと見ていた人は多いと思います。
このエルちゃんですが、身長は最初170cmだったのが最後180cmまで伸びたらしいです(知恵袋情報なのでわかりませんが)
よく考えたら、このエルちゃんにドキドキしながらアニメを見ていたと思います。あぁ、僕は長身フェチなんだ、、、って思い返すとそうだった気がします。
そして、同級生にエル、富士山さんを思わせる女子がいました。
当時、ちょっと気になる存在でしたがいま良く考えたら気になってたなぁと。身長は170cmはなかったんですが、160cm後半ぐらいだった気がします。その子の名前を仮にA子さんとします。バレー部です。
そのA子さんに対して恋心とかはなかったんですが、たまに近くを歩いてるとドキドキしてしまいました。
しかし、とくに何もしゃべることもなく中学校を卒業をしました。
いや、よく考えたらほかの女子とも全然しゃべること無く卒業したんですが。
そんな僕ですが、高校にはいってから同窓会するからと呼ばれた集まりに、なんとA子さんがいたのです。
その時も、「ああなんとなく気になるなぁ」って思っていましたが、なんととくに小中学校しゃべったことない僕にとても話しかけてきました。
本気でドキドキしながらも、純情だった僕はとくに会話を盛り上げることもできませんでした。
「音楽やってるの?」って聞かれたのですが、それは僕がロン毛だったからだと思います。
この話まだ続きます。
そのあと、mixiを始めてからA子さんと再会します。
今は懐かしい「マイミク申請」がきます。そして「大西君だよね?」ってメッセージが。
「そうだよー」って返信したあと、A子さんはPhotoshopを使う仕事をしていたらしいです。同業だ。これは同業だ。
そんな彼女ですが、とくにそのあと会うこともなく、ぼくはどんな女性になったのかなぁ、、、と想像しながらもmixiには最終ログイン3日以上となっていて、残念ながらそのA子さんとは連絡を取ることもできず、何も始っていない何かが終わってしまいました。
そんな僕のほのかな恋なのか恋じゃないなのかを思い出させてくれる、「富士山さんは思春期」みなさんも色々と思い出してしまうマンガかもしれません。
「このマンガがすごい2013」にも入った作品ですので、ぜひみなさんかぼちゃワインが好きだった人もあなたにとってのA子さんがいるのであれば手にとっていただきたいです。
それが「富士山さんは思春期」です。昨日4巻が発売されました。
身長181cmの女子中学生と小さい男子中学生のちょっと甘酸っぱい恋愛ストーリーです。
昨日、4巻が発売されましたが全然進展していません。甘酸っぱいです。
このマンガですがいわゆる巨女ブームの先頭を走るマンガだと僕は考えています。
このまえ、リテラってブログメディアでそこらへん書かれていましたね。
デカい女子に萌える男子が増殖中!?“巨女”マンガが密かなブームに!
この富士山さんを読み始めて、色々と考えると僕は小中学生の時によく考えたら、こういった女子に対してドキドキしてたなぁ、、、と思い出しました。
僕(30代半ば)の世代でいうと、たぶんピンとくると思うのが、かぼちゃワインだと思います。
よく、再放送のかぼちゃワインを見ていたんですが、同じ世代だと見ていた人は多いと思います。
このエルちゃんですが、身長は最初170cmだったのが最後180cmまで伸びたらしいです(知恵袋情報なのでわかりませんが)
よく考えたら、このエルちゃんにドキドキしながらアニメを見ていたと思います。あぁ、僕は長身フェチなんだ、、、って思い返すとそうだった気がします。
そして、同級生にエル、富士山さんを思わせる女子がいました。
当時、ちょっと気になる存在でしたがいま良く考えたら気になってたなぁと。身長は170cmはなかったんですが、160cm後半ぐらいだった気がします。その子の名前を仮にA子さんとします。バレー部です。
そのA子さんに対して恋心とかはなかったんですが、たまに近くを歩いてるとドキドキしてしまいました。
しかし、とくに何もしゃべることもなく中学校を卒業をしました。
いや、よく考えたらほかの女子とも全然しゃべること無く卒業したんですが。
そんな僕ですが、高校にはいってから同窓会するからと呼ばれた集まりに、なんとA子さんがいたのです。
その時も、「ああなんとなく気になるなぁ」って思っていましたが、なんととくに小中学校しゃべったことない僕にとても話しかけてきました。
本気でドキドキしながらも、純情だった僕はとくに会話を盛り上げることもできませんでした。
「音楽やってるの?」って聞かれたのですが、それは僕がロン毛だったからだと思います。
この話まだ続きます。
そのあと、mixiを始めてからA子さんと再会します。
今は懐かしい「マイミク申請」がきます。そして「大西君だよね?」ってメッセージが。
「そうだよー」って返信したあと、A子さんはPhotoshopを使う仕事をしていたらしいです。同業だ。これは同業だ。
そんな彼女ですが、とくにそのあと会うこともなく、ぼくはどんな女性になったのかなぁ、、、と想像しながらもmixiには最終ログイン3日以上となっていて、残念ながらそのA子さんとは連絡を取ることもできず、何も始っていない何かが終わってしまいました。
そんな僕のほのかな恋なのか恋じゃないなのかを思い出させてくれる、「富士山さんは思春期」みなさんも色々と思い出してしまうマンガかもしれません。
「このマンガがすごい2013」にも入った作品ですので、ぜひみなさんかぼちゃワインが好きだった人もあなたにとってのA子さんがいるのであれば手にとっていただきたいです。
2014.07.28 Monday
ウルトラマン怪獣好きにはオススメ。文房具KAIJYU SERIESが僕の中で話題に
僕は、公言してるんですがウルトラマンの怪獣ではゼットンが大好きです。
造形もそうですが、口から1兆度の炎を出すという設定が最強の怪獣にバッチリな設定すぎて最高です。(ちなみに、1兆度の炎で地球が溶けるって話もあります)
そんなゼットンやウルトラ怪獣好きな人におすすめの商品が、KAIJYU SERIESです。
バルタン星人やカネゴンやキングジョーやダダやブースカやメトロン星人やゴモラやピグモンやジャミラやレッドキングやエレキング、そしてゼットン!!!
といろんなキャラクターのシールがあります。
シール意外にも、メモパッドやクリアファイルやネームカード、メモにノートやポーチがあります。
ぜひ、気になる方はチェックを!(ちなみに、僕は紀伊國屋書店新宿本店の文房具店で買いましたし、新宿のマルイアネックス1Fの雑貨屋で見かけました)
GreenFlash|KAIJYU SERIES
造形もそうですが、口から1兆度の炎を出すという設定が最強の怪獣にバッチリな設定すぎて最高です。(ちなみに、1兆度の炎で地球が溶けるって話もあります)
そんなゼットンやウルトラ怪獣好きな人におすすめの商品が、KAIJYU SERIESです。
バルタン星人やカネゴンやキングジョーやダダやブースカやメトロン星人やゴモラやピグモンやジャミラやレッドキングやエレキング、そしてゼットン!!!
といろんなキャラクターのシールがあります。
シール意外にも、メモパッドやクリアファイルやネームカード、メモにノートやポーチがあります。
ぜひ、気になる方はチェックを!(ちなみに、僕は紀伊國屋書店新宿本店の文房具店で買いましたし、新宿のマルイアネックス1Fの雑貨屋で見かけました)
GreenFlash|KAIJYU SERIES
2014.07.28 Monday
先週よく読まれた記事(2014年7月20〜26日)
実は先週から、毎日ブログを書くということに挑戦しています。(1ヶ月は続けようと思います)
で、備忘のために、アクセスランキングも残したいと思います。
2014年7月20から26日でアクセスがあった記事BEST10です。
1位のエントリーは、この書いたすぐ後に鷹野さんとあうということがあり、あんまり褒めてその本人とあうってのはなんか恥ずかしいですね。
さて、今週もがんばって書いていきます。
で、備忘のために、アクセスランキングも残したいと思います。
2014年7月20から26日でアクセスがあった記事BEST10です。
1位のエントリーは、この書いたすぐ後に鷹野さんとあうということがあり、あんまり褒めてその本人とあうってのはなんか恥ずかしいですね。
さて、今週もがんばって書いていきます。
2014.07.27 Sunday
あきらめない書店員たち
先日の記事で書いたマルノウチリーディングスタイルで買った田口久美子さんの『書店不屈宣言: わたしたちはへこたれない』を読み終えたので記録というか整理のために感想を書いておきたいと思います。
この”整理のために”としているのが、この本を読んでもやもやしたからである。
タイトルにあるように”不屈宣言”とあり”へこたれない”ということを書いているわけです。
この”整理のために”としているのが、この本を読んでもやもやしたからである。
タイトルにあるように”不屈宣言”とあり”へこたれない”ということを書いているわけです。
はじめにでは、電子書籍や黒船(Amazon)を引き合いに出してこれでいいのか...というのが最初に書かれている。
個人的には、長く書店に関わってる方のリアルな声だとは思います。そして、これからの若い方が今の職場があるのか?残り続けるのか?という不安に対して、
個人的には、長く書店に関わってる方のリアルな声だとは思います。そして、これからの若い方が今の職場があるのか?残り続けるのか?という不安に対して、
たとえ「書店」は残ったとしても、それは「今の形」だろうか?
という投げかけがとても引っかかます。
当然、紙の本を売り続けたいという気持ちはわかります。僕は、今の形とかわろうと電子であろうと紙であろうと「本」を中心に売り続けるのがプロじゃないのか、、、という気持ちもあります。
ちなみに、この著者の田口さんはジュンク堂の名物書店員さんであり、緊デジでも審査委員会委員をつとめられた方です。
審査委員会委員からの選書に関する意見 緊デジ.jp(魚拓)
この本の中で、現場に誇りを持ってかつ考えて棚を作ったり在庫をそろえたりする書店員の話もとてもおもしろくかつ参考になる部分もある。丸の内の丸善の話や分野が違うライトノベルの棚の担当になり奮闘する書店員の話。
そして、Amazonそしてネット書店に対抗できるように今後の書店の流通への提言などが最後に書かれていたり、かなりよい話も書いてると感じている。
しかし、どこかで「紙の本」に愛着がある人を『信じる』というどこかの部分でやはり、委ねてしまってる部分が多く感じてしまった。
先日、会社の近くの書店の一部の棚が文房具や輸入のお菓子の棚に変わった。
単価が安く、割引もできない本というものを扱うだけではいけないと思っての棚の変更なのかもしれない。
「本」は僕もすばらしいものだと感じる、しかし愛着がありすぎても正当な判断はできないとも思っている。
本書は、長い書店員人生からデジタル、ネット側から出ない提言もでてとても良い本ではあると思いつつ、どうしても飲み込めず腹落ちもしない部分が多い一冊だったと感じました。
2014.07.26 Saturday
乃木坂46仕様の「Kobo Arc 7HD」が発売
最近は、僕は乃木坂46ファンとして活動をしていますが。
そんな乃木坂ファンとしては足を向けてられない楽天さんですが、その楽天koboさんがとんでもないことをやります。
乃木坂46仕様の「Kobo Arc 7HD」がやってくる
記事を抜粋すると、
そんな乃木坂ファンとしては足を向けてられない楽天さんですが、その楽天koboさんがとんでもないことをやります。
乃木坂46仕様の「Kobo Arc 7HD」がやってくる
記事を抜粋すると、
- メンバーのサイン入りkobo Arc 7HDを販売(1メンバー10台ずつ)
- カバーもつくよ!
- しかも「16人のプリンシパル trois 」のステッカーも全種類つくよ!
- ちなみに、同じタイミングで「16人のプリンシパル trois」のパンフの完全版の販売をするよ!
2014.07.25 Friday
これからWebブラウザベースでのリーディングスタイルがくるのか
Digital Book Worldの記事で電子書籍読み放題サービスのOysterがWebブラウザベースで読めるようになったという記事が上がっていました。
OYSTER NOW AVAILABLE ON WEB AND MOBILE WEB BROWSERS
Oysterは、先日始まったKindle Unlimitedよりも先行して電子書籍の読み放題サービスを展開しており、50万タイトルが読むことができるサービスです。(ちなみに、Oysterは大手出版社も参入していたはず)
このWebブラウザーで読めるようになった、という話に関しては世界的な流れなのでしょうか。
スマートフォンもしくは専用端末(KindleやKobo、Nookなど)で読むリーディングスタイルが一般的でしたが、とくにKindleについては日本国内のデスクトップのリーダーアプリの需要が高いようです。(Koboは既にデスクトップリーダーは提供していて、Nookは調べてません)
日本国内でも、デスクトップでの読書ができるようにしている事例があり、BookLive!やYahoo!ブックストアやそして先ほど挙げたkoboなど。
OYSTER NOW AVAILABLE ON WEB AND MOBILE WEB BROWSERS
Oysterは、先日始まったKindle Unlimitedよりも先行して電子書籍の読み放題サービスを展開しており、50万タイトルが読むことができるサービスです。(ちなみに、Oysterは大手出版社も参入していたはず)
このWebブラウザーで読めるようになった、という話に関しては世界的な流れなのでしょうか。
スマートフォンもしくは専用端末(KindleやKobo、Nookなど)で読むリーディングスタイルが一般的でしたが、とくにKindleについては日本国内のデスクトップのリーダーアプリの需要が高いようです。(Koboは既にデスクトップリーダーは提供していて、Nookは調べてません)
日本国内でも、デスクトップでの読書ができるようにしている事例があり、BookLive!やYahoo!ブックストアやそして先ほど挙げたkoboなど。
ほかにも、出版社さんでは太田出版さんがBiB/iをつかって試し読みを提供していたり。
ここらへんの分野では、VoygerさんのBinBが先行者として存在しています。
これらの流れから、Kindleも日本語でのデスクトップリーダーの流れが速まるといいですね!(僕はKoboメインなのであまり気にはしてないんですが)
ここらへんの分野では、VoygerさんのBinBが先行者として存在しています。
これらの流れから、Kindleも日本語でのデスクトップリーダーの流れが速まるといいですね!(僕はKoboメインなのであまり気にはしてないんですが)
2014.07.24 Thursday
マガジン航での鷹野凌さんの記事『いま改めて考える、出版社のレゾンデートル』がとても良かった件
ボイジャーさんが運営するマガジン航で、フリーライターで日本独立作家同盟代表の鷹野凌(@ryou_takano)さんの記事『いま改めて考える、出版社のレゾンデートル』がとても良かったので紹介したいと思います。
出版社のレゾンデートルのレゾンデートルが何だろうと思って調べたんですが
この記事では、ボイジャー社の「Romancer(ロマンサー)」の発表の記者会見でのボイジャー社の考えているこれからの出版社像と、池澤夏樹さんの作家としての電子出版についての考え、そして最終的に「出版社の役割」について語られ、そして最近は著者自身でも行われているクラウドファンディングにふれて出版社もその取り組みについてやってみては?という話で構成がされています。
個人的には、ボイジャーさんが出版している『マニフェスト本の未来』『ツール・オブ・チェンジ 本の未来をつくる12の戦略』などを読んで、これからの出版や出版社はどうあるべきかというのを色々とぼんやりと考えているのですが、現在からこれからの
出版・電子出版についてのヒントになるものがこの記事にはたくさん書かれていると感じました。
特に「取次を経由しない流通や新たな資金調達手段」で書かれているクラウドファンディングについては、出版社も多く取り組んだほうがいいと考えています。
事前予約というリスクヘッジをすることで、より多くのほしいと世の中に思われている出版物を刊行できる可能性を秘めているので。
出版社のレゾンデートルのレゾンデートルが何だろうと思って調べたんですが
自身が信じる生きる理由、存在価値を意味するフランス語の「raison d'etre」をカタカナ表記した語という意味でした。
この記事では、ボイジャー社の「Romancer(ロマンサー)」の発表の記者会見でのボイジャー社の考えているこれからの出版社像と、池澤夏樹さんの作家としての電子出版についての考え、そして最終的に「出版社の役割」について語られ、そして最近は著者自身でも行われているクラウドファンディングにふれて出版社もその取り組みについてやってみては?という話で構成がされています。
個人的には、ボイジャーさんが出版している『マニフェスト本の未来』『ツール・オブ・チェンジ 本の未来をつくる12の戦略』などを読んで、これからの出版や出版社はどうあるべきかというのを色々とぼんやりと考えているのですが、現在からこれからの
出版・電子出版についてのヒントになるものがこの記事にはたくさん書かれていると感じました。
特に「取次を経由しない流通や新たな資金調達手段」で書かれているクラウドファンディングについては、出版社も多く取り組んだほうがいいと考えています。
事前予約というリスクヘッジをすることで、より多くのほしいと世の中に思われている出版物を刊行できる可能性を秘めているので。
この2冊は必読です
2014.07.23 Wednesday
ひとり出版社の奮闘記と思いきや/あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)
「あしたから出版社」というタイトルに惹かれて手に取ってみました。
著者は本屋図鑑でおなじみ吉祥寺の1人でやっている出版社として有名な夏葉社の社長である島田潤一郎さん。
ライトな小さな出版社の奮闘記と思いきや、それとは真逆な出版社を始めた理由が描かれており、しょっぱなから頭を殴られたような感じになります。
本書では、島田さんの半生や本に対する思いがたくさん書かれており、知り合いが「これは文学である」と評していたのですが、まさにその通りだとおもいます。
また本書で島田さんが、本、出版という行為が社会に影響を与えるべきものだということを書いていた気がしましたが、本書の最後には究極的には1人の個人に寄り添うものなんだということを感じました。
出版業界が厳しい時代ではありながら、ひとり出版社という小さいサイズで本を世に出し、1人1人の人生に影響を与えることができるものに挑戦する島田さんの、のらりくらりとした姿がとても好感が持て、レーベル名にもある「就職しないで生きる」という言葉に考えさせられる一冊です。
無名の個人に対してこの厳しい時代に就職しないで生きていく人の生きたかを伝えるシリーズだとは思いますが、こんな遠回りで毎日がハードで厳しい生き方(だけど著者は大変ではないと書いてる)は誰でもできるわけじゃないと思う。
この「就職しないでいきる21」シリーズ、ほかの本も読んでみたいなぁ、、
他のシリーズ
著者は本屋図鑑でおなじみ吉祥寺の1人でやっている出版社として有名な夏葉社の社長である島田潤一郎さん。
ライトな小さな出版社の奮闘記と思いきや、それとは真逆な出版社を始めた理由が描かれており、しょっぱなから頭を殴られたような感じになります。
本書では、島田さんの半生や本に対する思いがたくさん書かれており、知り合いが「これは文学である」と評していたのですが、まさにその通りだとおもいます。
また本書で島田さんが、本、出版という行為が社会に影響を与えるべきものだということを書いていた気がしましたが、本書の最後には究極的には1人の個人に寄り添うものなんだということを感じました。
出版業界が厳しい時代ではありながら、ひとり出版社という小さいサイズで本を世に出し、1人1人の人生に影響を与えることができるものに挑戦する島田さんの、のらりくらりとした姿がとても好感が持て、レーベル名にもある「就職しないで生きる」という言葉に考えさせられる一冊です。
無名の個人に対してこの厳しい時代に就職しないで生きていく人の生きたかを伝えるシリーズだとは思いますが、こんな遠回りで毎日がハードで厳しい生き方(だけど著者は大変ではないと書いてる)は誰でもできるわけじゃないと思う。
この「就職しないでいきる21」シリーズ、ほかの本も読んでみたいなぁ、、
他のシリーズ
2014.07.22 Tuesday
HarperCollins(ハーパーコリンズ)が電子書籍バンドルサービスを試験的に始めた
イギリスの出版社、HarperCollins(ハーパーコリンズ)が紙の書籍を持っているユーザに電子書籍を無償でダウンロードもしくは割引で販売する取り組みを試験的に始めたようです。
この取り組みは、BitLitというスタートアップが提供している仕組みで実現をしています。このBitLitですが、5月あたりに海外のデジタル出版系のニュースサイトで話題にあがりはじめたサービスで、KoboのCEOだった Michael Serbinisが関わっているファンドからの資金調達を行い話題となっていました。
Ebook Bundling Start-up BitLit Closes Funding Round Led by Former Kobo CEO Michael Serbinis | Digital Book World
BitLitですが、Digital Book Worldでの記事を見るとオライリーやそのほか85の出版社と提携しているという話です。
そして、The Big Five(ペンギン・ランダムハウス、サイモン&シュスター、ハーパーコリンズ、マクミラン、アシェット)との提携というのはかなり大きなニュースではないでしょうか。
このサービスは、紙の本の著作者情報を撮影したらその本の電子版が無料もしくは割引で購入できるとのことで、海外では、以前からウェブ制作関連のイベントや情報発信を行うA List Apartの出版部門A Book Apartが電子版と紙版のバンドル販売を行っていたり、米国ではAmazon MatchBookが始まったりと紙と電子書籍のセットというのは販促効果があるのではと僕は個人的には考えています。
日本でも、色々と試行錯誤の上で紙を買ったら電子書籍がつくという取り組みは行われていますが、今後はBitLitのクローンサービスがそのうち立ち上がる、もしくは大手の電子書籍ストアも似たようなサービスは立ち上げる可能性は大いにあると思います。(先日、CCCと提携を発表したBookLive!もそうですし、通販部門を持っているhonto、そして紙の出版社のグループであり電子書籍ストアかつ電子取次の立場でもあるBOOKWALKERなど...)
ひとまず、ハーパーコリンズが動いたことでほかの大手出版社がどう動くか楽しみですね。このサービスは、紙の本の著作者情報を撮影したらその本の電子版が無料もしくは割引で購入できるとのことで、海外では、以前からウェブ制作関連のイベントや情報発信を行うA List Apartの出版部門A Book Apartが電子版と紙版のバンドル販売を行っていたり、米国ではAmazon MatchBookが始まったりと紙と電子書籍のセットというのは販促効果があるのではと僕は個人的には考えています。
日本でも、色々と試行錯誤の上で紙を買ったら電子書籍がつくという取り組みは行われていますが、今後はBitLitのクローンサービスがそのうち立ち上がる、もしくは大手の電子書籍ストアも似たようなサービスは立ち上げる可能性は大いにあると思います。(先日、CCCと提携を発表したBookLive!もそうですし、通販部門を持っているhonto、そして紙の出版社のグループであり電子書籍ストアかつ電子取次の立場でもあるBOOKWALKERなど...)
| 1/2 pages | >>
- PR
- Profile
- ブクログとパブーというサービスをやっている株式会社ブクログで取締役をしています。 主な仕事はマネージャー業務とかです。 ブクログでは広告とか外部提携、パブーではKindleやKoboのディストリビューションの立ち上げなど担当していました。
- アヨハタの本棚
- Selected Entries
-
- kobo Arc7HDを持つ僕がまたkobo Arc7HDを買った、たった1つの理由 (07/30)
- 僕にとっての富士山さん (07/29)
- ウルトラマン怪獣好きにはオススメ。文房具KAIJYU SERIESが僕の中で話題に (07/28)
- 先週よく読まれた記事(2014年7月20〜26日) (07/28)
- あきらめない書店員たち (07/27)
- 乃木坂46仕様の「Kobo Arc 7HD」が発売 (07/26)
- これからWebブラウザベースでのリーディングスタイルがくるのか (07/25)
- マガジン航での鷹野凌さんの記事『いま改めて考える、出版社のレゾンデートル』がとても良かった件 (07/24)
- ひとり出版社の奮闘記と思いきや/あしたから出版社 (就職しないで生きるには21) (07/23)
- HarperCollins(ハーパーコリンズ)が電子書籍バンドルサービスを試験的に始めた (07/22)
- Categories
- Archives
-
- November 2016 (1)
- October 2016 (1)
- August 2016 (1)
- July 2016 (1)
- June 2016 (4)
- May 2016 (1)
- April 2016 (2)
- March 2016 (2)
- January 2016 (2)
- December 2015 (4)
- November 2015 (5)
- October 2015 (3)
- September 2015 (2)
- August 2015 (3)
- July 2015 (1)
- June 2015 (1)
- May 2015 (3)
- April 2015 (2)
- March 2015 (2)
- February 2015 (2)
- January 2015 (1)
- December 2014 (2)
- November 2014 (2)
- October 2014 (2)
- September 2014 (2)
- August 2014 (13)
- July 2014 (12)
- June 2014 (3)
- May 2014 (1)
- April 2014 (2)
- March 2014 (1)
- February 2014 (3)
- January 2014 (2)
- December 2013 (4)
- November 2013 (3)
- October 2013 (3)
- September 2013 (3)
- August 2013 (3)
- July 2013 (1)
- June 2013 (8)
- May 2013 (7)
- April 2013 (3)
- March 2013 (4)
- February 2013 (4)
- January 2013 (4)
- December 2012 (5)
- November 2012 (2)
- October 2012 (5)
- September 2012 (4)
- August 2012 (6)
- July 2012 (3)
- June 2012 (1)
- May 2012 (5)
- April 2012 (4)
- March 2012 (6)
- February 2012 (22)
- January 2012 (38)
- December 2011 (34)
- November 2011 (6)
- October 2011 (7)
- September 2011 (23)
- August 2011 (26)
- July 2011 (29)
- June 2011 (27)
- May 2011 (35)
- April 2011 (32)
- March 2011 (27)
- February 2011 (9)
- January 2011 (20)
- December 2010 (17)
- November 2010 (15)
- October 2010 (17)
- September 2010 (5)
- August 2010 (11)
- July 2010 (25)
- June 2010 (27)
- May 2010 (29)
- April 2010 (23)
- March 2010 (33)
- February 2010 (34)
- January 2010 (29)
- December 2009 (27)
- November 2009 (36)
- October 2009 (27)
- September 2009 (20)
- August 2009 (26)
- July 2009 (31)
- June 2009 (44)
- May 2009 (52)
- April 2009 (62)
- March 2009 (57)
- February 2009 (45)
- January 2009 (60)
- December 2008 (59)
- November 2008 (50)
- October 2008 (48)
- September 2008 (40)
- August 2008 (38)
- July 2008 (47)
- June 2008 (49)
- May 2008 (51)
- April 2008 (44)
- March 2008 (49)
- February 2008 (38)
- January 2008 (41)
- December 2007 (34)
- November 2007 (41)
- October 2007 (48)
- September 2007 (34)
- August 2007 (45)
- July 2007 (44)
- June 2007 (50)
- May 2007 (48)
- April 2007 (53)
- March 2007 (43)
- February 2007 (18)
- January 2007 (23)
- December 2006 (28)
- November 2006 (14)
- October 2006 (27)
- September 2006 (16)
- August 2006 (7)
- July 2006 (7)
- June 2006 (5)
- May 2006 (12)
- April 2006 (13)
- March 2006 (21)
- February 2006 (23)
- January 2006 (15)
- December 2005 (18)
- November 2005 (22)
- October 2005 (28)
- September 2005 (10)
- August 2005 (13)
- July 2005 (11)
- June 2005 (12)
- Recent Comment
-
- エージェント会社「コルク」マンガ家育成へファンド組成
⇒ アヨハタ (08/05) - エージェント会社「コルク」マンガ家育成へファンド組成
⇒ あべ (08/05) - 青木光恵さんの「すまみつ」の制作とプロモーションのお手伝いをしています
⇒ とおりすがり (11/11) - 松原夏海さん舞台「幸福レコード」
⇒ ばる@横浜 (10/24) - iPhone4Sの予約に行ってきたが巧妙な罠だった
⇒ アヨハタ (10/10) - iPhone4Sの予約に行ってきたが巧妙な罠だった
⇒ 通りすがり (10/10) - 松原夏海さん初舞台「ポチッとな -Switching On Summer-」
⇒ アヨハタ (08/09) - 松原夏海さん初舞台「ポチッとな -Switching On Summer-」
⇒ ばる@横浜 (08/09) - 松原夏海さん21歳の生誕祭
⇒ アヨハタ (06/30) - 松原夏海さん21歳の生誕祭
⇒ クレイジーソルト (06/30)
- エージェント会社「コルク」マンガ家育成へファンド組成
- Recent Trackback
-
- 第一回マーケティング読書会
⇒ smashmedia (11/01) - 「フラッシュアニメで映画化」を歌う必要があるのか?
⇒ 井上淳のまるサンカク企画 (09/23) - mixi Radioはじまるよ
⇒ Music Addict (07/21) - 財務3表一体理解法―決算書がスラスラわかる
⇒ 月のブログ (11/28) - links for 2007-10-23
⇒ webdog (10/24) - 爆発するソーシャルメディア
⇒ ネットPR.JP - netpr.jp - (07/13) - Web標準の日々のタイムテーブルが決まりつつあるけど
⇒ CSS Nite公式ブログ (06/25) - 国内動画共有サイト比較
⇒ ad-apt (05/05) - モバイルとHack
⇒ treasuring misc. (03/31) - Ameba Visionが広告益還元開始
⇒ Jack the Ripper (03/27)
- 第一回マーケティング読書会
- Links
- Profile
- Search this site.
- Mobile